2014年9月17日水曜日

かぐや姫、投稿再開予定

今週の金曜日から投稿を再開します。よろしくお願いします。

2014年9月10日水曜日

構成についての考察

10万字で完結するお話を作るにはどの程度の風呂敷を広げればいいのかということを考えてみた。

まずは、1話当たりの字数がいくつくらいになっているのかを調べてみた。私の場合、各話同じくらいの行数になるようにしているけれど、何文字あるかは普段考えていないのだ。

かぐや姫 1195字/話
国王様 1276字/話
猫魔女 1345字/話

1200から1300字くらいと言っていいだろうか。

切りのいいところで1250字とすると、10万字は80話ということになる。猫魔女で言えば、親善試合後編が終わったところが閑話を除いて69話(閑話を含んで77話)だったので、大まかにそのくらいの分量と言っていいと思う。

猫魔女は章の独立性が高いので参考にすると、主に4つの話から構成されていて、それぞれの話数は下のようになっている。

使い魔の契約 9話
学園デビュー 19話
親善試合 41話
サバイバル実習 48話

1つ目は主人公2人が出会い頭に戦って仲良くなるという短いイントロ。
2つ目は試合を申し込まれて作戦を練って戦うというシンプルな話。
3つ目と4つ目はピンチと謎解きを1つずつ含むそれなりにきちんとした構成の話。

感覚的には10話が1つの単位になる感じで、大きめのひねりが1つ入ると10話増えるという感じかな。

40話構成だとすると、イントロがあって、謎が発生してピンチになり、謎を解いて作戦を練って、敵をやっつけてハッピーエンド、というので4ポイント=40話。

ならば10万字80話構成とすると、8ポイントで話を構成すればいいということになるはず。

1.主人公たちが出会う
2.最初の事件が発生
3.最初の事件が解決
4.最初の事件に引き起こされた小さな謎
5.謎解きと解決
6.小さな謎から引き起こされた大きな謎とピンチ
7.謎解きと作戦
8.最終決戦

あ、なんか上手く書けそうな気がしてきた。

こうして見ると、話の山は3つあって、その3つが1つの謎を構成するようにするべきで、やたらと設定を詰め込んではいけないということが見えてくる。

例えば国王様の例で言えば、オークを倒すのか、鉱山を稼働させるのか、交易をするのか、領土を防衛するのか、ハーレムを作るのか、とにかく目的を1つにしぼるべきで、そうじゃないと10万字に収めようというのは無理だよ、ということだね。

尤も、国王様の方は10万字に収めるつもりはないのでいいのだけど。


さて、折角考えてみたものの、今のところ連載を増やす余力はないので、この考察は当分の間お蔵入りとなるわけです。

年内にかぐや姫を完結させるつもりだったんだけど、今の執筆状況だと完結は無理そうな気がするんだよね。