2014年12月31日水曜日

Windowsタブレットのすすめ

自分へのクリスマスプレゼントということでNexus 9を買おうかと思っていたのですが、母艦にしているPCの方の調子も悪いのでいっそのことWindowsタブレットにしてしまうほうがいいんじゃないかと思って、ちょっとお高いハイスペックな10インチのタブレットPCを買ってしまいました。

ちなみに、Nexus 7で慣れてしまったのでラップトップを完全に捨ててタブレットに移行するのに抵抗は全くありません。むしろ、早くラップトップから卒業したいくらいでしたから。

重さはカバーも含めて700g強。片手で持って作業をすることもまあそんなに無理ではないです。電車の中とかの短時間の作業なら問題なし。机があれば普段はカバーになっているスタンドに立てておけます。

OSはWindows 8.1。前のラップトップはWindows 7で、Nexus 7はAndroid 5.0でした。比較した印象としては、同じタブレットと言ってもAndroidとは随分印象が違います。

一番のポイントは従来のWindowsがそのままタブレットで使えるところです。Windows 2000の頃から使っているアプリもそのままのルックアンドフィールで動作するので、PCで使っていたソフトの代替アプリをタブレット用に探さなくてもいいというのはメリットです。例えば、Excelとか。

ただし、互換性の問題があって、7までで使っていた外部機器やソフトで8.1で使えないものもあるみたいです。私の環境ではUSBハードディスクが認識しなくなりました。(バックアップの意味ないし……)

それに加えて、モダンUIというタッチ操作に適したルックアンドフィールのUIが追加されているのですが、従来のUIとモダンUIは融合しているのではなく接合して併存していて、その操作感のギャップに当初はかなり戸惑いました。

ひどいUIエクスペリエンスだったのですが、それでも慣れてくると特に違和感も感じなくなって、逆にその癖を生かしてWindows 7以前より便利に使うようになってしまったのが不思議です。

特にモダンUIの画面分割で左にOneNoteアプリを開き、右にデスクトップを表示してテキストエディタを開くのがベストプラクティスなのです。


以下、いくつかWindowsタブレットをうまく使うTipsを。

エクスプローラーはダブルクリックではなくシングルクリックでファイルを開くようにするほうがいいと思います。タッチ操作でダブルクリックは難しい。

ブラウザはChromeがよかったです。モダンUIよりデスクトップ版のブラウザのほうが使いやすかったのですが、タッチ操作を前提にするとボタンの大きなものの方がよく、いくつか試してみた上でChromeのボタンが一番タッチしやすいと思いました。

エディタは長らくVimを使ってきたのですが、タッチキーボードでVimを使うのはさすがにしんどいので別のエディタを探しました。今はひとまずgPadで落ち着いています。ただし、マウスジェスチャーなどの機能はタッチ操作と干渉するので全部OFFにしました。

後、Androidの頃から使い始めていたのですが、MicrosoftのOneNoteが便利です。小説のプロットやら設定やらは昔はテキストファイルで管理していたのですが、最近は全部OneNoteに移行しました。WindowsでもAndroidでも使いやすいアプリが提供されているのがよいです。

昔はWindowsはKindleアプリがないのがネックでしたが、今はKindle Cloud Readerがあるので問題はなかったです。操作性はアプリに比べると悪いですが、機能的には問題ないと思います。

MicrosoftストアのモダンUIアプリはAndroidのPlayストアに比べるとずっと少ないですが、いいものもあります。先にあげたOneNoteはモダンUI版のほうがいいです。他に、Nyaluという漫画リーダーはよいと思いました。

微妙な評判のスタート画面も最初は全く違う操作性に戸惑いましたが、もう慣れました。ライブタイルにニュースなどを表示できるのは便利です。

タブレットになってUSBポートが1つしかなくなったのは予想外に不便でした。無線マウスを使い続けた結果、ブルートゥースの干渉のせいでマウスは有線のほうがいいという結論になったのですが、マウスでUSBポートを占有してしまうとUSBメモリなどを接続できなくなってしまいます。なので、USBハブは必須となりました。


今はこの製品を使っているのですが、USBハブにマイクロUSBコネクタがついていて、スマートフォンにもそのままつなげられるのが便利です。

内蔵ディスクは64GBで、リカバリなどに予約されている分を除くと48GBしかありません。システムで使用済みの分を除くと残り空き領域は30GBを切っていました。なので外付けディスクは必須です。

ソフトウェアキーボードの使い勝手に問題はありません。初回起動時は入力が変でしたが、累積していたアップデートを適用したら治りました。後、初期設定のフリックの感度が悪かったのですが、コントロールパネルで設定を変更して解決しました。用途に応じてレイアウトを簡単に切り替えられるところはAndroidよりもむしろ便利です。

WifiのSSID毎の設定で、テザリング接続のSSIDについて従量制課金接続に設定しておくと、そのWifi接続の時にはWindows Updateなどのダウンロードをしなくなります。これは地味に重要な設定です。AndroidではSSID毎の設定はなかったのでWindowsタブレットのメリットと言えます。

ただ、全体的にデータ通信量はAndroidより増えたように思います。特に、Webページのデータ量が増えています。これはAndroidタブレットだとタブレット版のWebページが表示されるのに、WindowsタブレットだとPC版のページが表示されるせいだと思います。

なので、普段はChrome ExtentionのUser-Agent Switcherを使ってAndroidタブレットに偽装してタブレット版のページを見るようにしています。


総括として、AndroidタブレットからWindowsタブレットに変えた感想ですが、WindowsラップトップとAndroidタブレットを2台持ちするくらいなら、ハイエンドなWindowsタブレット1台にするほうが全然いいと思いました。

ラップトップに比較してタブレットだと非力だと思うかもしれませんが、写真のレタッチ程度の画像処理なら特に差は感じないです。安いラップトップならハイエンドなタブレットのほうが速いと思います。それなら2台持ちにするお金を1台につぎ込むべきです。

OSとしてできることはWindowsはAndroidとは比較するのがバカらしいほどいろいろできます。持ち歩けるならAndroidよりWindowsを持ち歩く方が便利なのは間違いないと思います。

2014年12月5日金曜日

衆議院議員選挙

前回選挙と同様、今回も民主党に投票してきます。
現与党の全体主義的な志向に同調できないのと、その他の政策にも経済政策を含めて見るべきものがないので、野党第一党に投票します。