2013年10月7日月曜日

小説の書き方

某所で話題になっていた小説の書き方を見て、一言言いたくなったので書いてみます。
ちなみにその記事はこれ→http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-711.html

内容は昔からよくあるタイプの議論なのですが、この通りやっても小説は書けないと思います。ソースは私。

思うに、起承転結とかクライマックスとか、そういうストーリーのパターン化って、書く時には、特に慣れない内は邪魔にしかならない気がします。それに、そんな型に当てはまらない話はいくらでもありますよね。

あと、書く前にあれこれ準備するのは話の矛盾が起こりにくくはなりますが、準備なんてどれだけやっても十分になるものではないので、むしろ初めてならなおさら準備なんてしないでいきなり書き始める方がいい気がします。

登場人物の掘り下げも、詳細な設定も、完結する見込みもなくていいですよ。

でも、それじゃあ、書くときの指針は何もないのかというと、そんなことはなくて、次の2つは押さえておいたほうがいいかと。

1.前後のつながり
2.少し先のシーン

前後のつながりは、作者じゃない人間が読んでも話の流れに違和感なくついていけるかという点です。論理的に整合性がとれているかとか、心情的に理解可能か、というところをちゃんと書いていくと、意外に自然と字数が埋まっていきます。会話文なんか特にそう。

少し先のシーンは、ストーリーを進める部分です。前後のつながりだけを意識して自然な会話文を書くのは難しくないのですが、放っておくとどんどん脱線して何を書いているのか分からなくなるので、先のシーンを意識してそれに繋がるように現在のシーンを書くと脱線しなくなります。

多分、小説に最低限必要なのは、この2つだけなんじゃないかと思います。これ以外の要素は小説を面白くするためのあれこれなので、ある程度書けるようになってから考えればいいことのように思いました。

2 件のコメント:

  1. 確かに初めての小説執筆 じゃないと思います。
    いっぱい書き散らしてみたものの、どうにもクライマックスにいけない上に、完結させられないという苦しみを味わってから、「完結させるため」に学ぶメソッドでしょう。

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  2. 中級者向けにしては話が大雑把すぎていまいちな気もしますけどね。

    後、書いてから思ったのは、プロットは書けても、プロット通りに小説を書くこと自体が意外に簡単じゃないというところでつまずくことも多い気がしました。

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