2013年3月13日水曜日

アクセス解析の読み方


転載2つ目は2012年2月21日(火)の投稿です。
http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/161382/blogkey/370401/

UUはユニアクのことです。
なろうはサーバーが自前なんだから、社内用のアクセス解析は自分でログを解析すればいいじゃないと思うんだけど、なぜかAnalysicsはなろう自身がすでに使っているという……。
お陰でアクセス解析はいろいろ苦労しているというお話でした。

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最近、アクセス解析のサーバーがふっとんだせいで、2月前半のカウントがリセットされて、シャトールーの王女の累計UUがせっかく1万を超えていたのに、また7千くらいまで戻ってしまって若干ショックを受けていたりするのですが…

私がいつもアクセス解析のどの辺を見てるかをなんとなくメモしておこうかなとふと思い立ってこれを書いてみます。

アクセス解析で見たいのは読者数なので、基本的にはUUを見てるわけですが、単にUUを見るよりもう少し詳しく分析します。

とりあえず、UUの内訳を新規読者とリピーターに分類します。これは大事なことだと思うのですが残念ながらなろうのアクセス解析には機能がないようです。

なので話別アクセスを見て、第1話のUUを新規読者、最終話のUUから最低UUの話のUUを除いたものをリピーターと考えています。すると、更新日には同じようなUUを出す転生!かぐや姫とシャトールーの王女ですが、転生!かぐや姫のほうが新規が少なくリピーターが多いという傾向にあることがわかります。

読者数を長期的に増やすには新規読者を取り込んでリピーターになってもらうことが大切なので、新規読者の数の多いシャトールーの王女の方が長期的な伸びしろは大きいのだろうというのがそこから導き出せる結論です。

新規読者が少なければ、ビジビリティを高めるために、タグを考えたり宣伝したりタイトルを工夫したりイベントに参加したりと新規読者の目に止まる工夫を考えたりします。

とはいえ、話別アクセスは2日前のものしか見れないので、新規・リピーターの割合についての長期的な傾向について分析できないのが難点です。

次に新規読者がどのくらいこの小説を気に入ってくれたかも知りたいところです。直帰率や再訪率のような数字があればいいのですが、そんな機能はやはり提供されていないので便宜的な方法を使います。

話別アクセスを見て、第1話から順にアクセス数を見ていきます。たいてい1話が一番アクセスが多くてだんだん減っていって、最終話付近でもう一度増えているはずです。この1話から順に減っていく減り方が少ないほど読者が飽きていないことを示していると思います。

もうちょっというと、さっきの方法で得た新規・リピーターの合計はその日のUUの総計より少ないことが多いのですが、これは想像するに目次だけ見て帰ってしまった人がいるのだと思います。

上の指標は要は直帰率の代替なのですが、これを見て興味を持ってくれた読者をきちんと捕まえるように、あらすじを工夫したり小説の冒頭の構成を工夫したり、あるいは新規読者の獲得のための宣伝方法にミスマッチがないか考えたりします。

本当は再訪率があれば、話の展開に読者が飽きてないかとか考えられるのですが、仕方ないのでリピーター数ないしUU総計の長期推移を見て再訪率を推測しています。

というわけでGoogle Analyticsをなろうに導入してください。マジで。

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